| 開催日 | 2022年11月15日 |
|---|---|
| 会場 | オンライン |
| 参加者 | 文章講座の受講者(社会人含む多世代) |
| 利用テクスト | 「七転八起開運出世双六」(大正〜昭和期の雑誌『講談倶楽部』新年号附録、高畠華宵 画) |
文章講座でのジンブンアトラスの実践
梶谷真司先生・ジブンジンブン3チーム体制で、気づきを「分解」して問いへと育てる実践。
梶谷真司先生(東京大学UTCP)と共同で実施した、社会人向けの文章講座内のワークショップです。梶谷先生・原田・廣川の3名がファシリテーターを務めるチーム分け構成で実施しました。 テクストは、大正から昭和にかけて活躍した高畠華宵が雑誌『講談倶楽部』新年号の附録として描いた「七転八起開運出世双六」。「良縁」「出産」「貞淑」「官吏」「重役」「誠実」などジェンダー二分的な当時の価値観がそのまま盛り込まれた、時代性の強い題材です。 本実施の特徴は、気づきをただ出すのではなく、「だれが?」「いつ?」「具体的にどんな?」「そもそも●●って?」「もしそうじゃなかったら?」といった問いカードを使って、気づきを「分解→問いにする」フェーズを組み込んだこと。問いの立て方の技術を意識的に学べる設計になっています。
ワークショップの進め方
人文学と問い立てについての導入
人文学の定義、問いを立てることの重要性、ジンブンアトラスの位置づけについて原田より説明。
テクストに気づきを書き出す
「七転八起開運出世双六」を前に、気になったこと・違和感・疑問を付箋に書き出し、テクストに貼っていく。
気づきを「分解」して問いにする
出てきた気づきを、「だれが/いつ/どこで/具体的にどんな/他のものは/そもそも●●って/本当にそう/もしそうじゃなかったら」などの問いカードを使って分解。気づきから「問い」の形へと言語化する。
3チームに分かれて対話
梶谷チーム・原田チーム・廣川チームの3チームに分かれて、Jamboardを使いながら問いを深める対話を行う。
ジブンジンブンを広げる手段として振り返る
気づき→問いへと育てるプロセスを振り返る。問いから先(答えを考える、仮説を立てる、書く)の技術は文章講座の残りで学ぶ。
実践結果
参加者は「問いのたて方」が種類と手順を持った技術であることを実感しました。単に「なぜ?」と問うのではなく、問いを分解し、制約の中で問いを重ねていく手法への手応えを得ました。教員・社会人など多様な参加者から、それぞれの職場や生活に持ち帰れる示唆が得られたとのフィードバックが寄せられました。
