PRINCIPLE
なぜ、本を出すのか
私たちは、ワークショップで性別・年齢・出自の異なる様々な方と問いを交わし、ウェブメディアで考えを綴ってきました。その場の対話も、画面の言葉も、確かに誰かに届いているはずです。
とはいえ、対話は終われば消え、生成AIの時代に、画面の文字は流れていきます。早く広く届く一方で、手元には残りにくい。
しかし、本は違います。
棚に並び、何年も置かれ、ふとした日にまた開かれる。書いた人がいなくなっても、言葉だけは、時間を越えて残ります。
それは、本そのものの力だけではありません。図書館に収められ、書店に置かれ、読んだ誰かの手から手へ渡されて、本はここまで受け継がれてきました。そもそも人文学とは、遠い昔の誰かが遺した言葉を、いまの自分が読み返す営みでもあるはずです。
だから私たちは、本を出します。
流れて消える速さではなく、残って届く強さを、私たち自身がつくっていく。
考えたこと、問うたこと、誰かと交わしたことを、消えない形にして手渡したい。
ウェブで開き、現場で語り、本で残す。
そのすべてが「人文学する」という、私たちの営みです。
株式会社ジブンジンブン
